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日産リーフ ZE1 40kWh 長距離 ドライブ 390kmしてみて解ったこと【レビュー】

購入後初長距離ライド

リーフを購入してはじめて長距離ドライブに挑戦しました。
 
結果色々解ったので報告です。
  

岐阜県 池が原湿原へ行ってきました

 距離にして往復390km

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スタート時のバッテリー残量は70%でした。
 
流石、三連休中日、渋滞気味です。
 
ひるがの高原SA充電予定でしたが、急遽、下降りて白鳥ICの道の駅で充電。

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この時点でバッテリー残量20%。
道の駅の急速充電器で30分充電(1回目)。
 
さてどれほどの回復か、、、マジか、バッテリー残量45%までしか回復していない、、、
 
これでは、目的地まではもたない。
日産 高山IC 店を目指す。
 
日産ディーラーに到着時、バッテリー残量15% 
初心者にはドキドキしてしまう数字(2回目)。
 
充電してどれほど回復か、、、
結果、電池残量 58%!!!
もっと入ってほしいけど、とりあえずは安心して走行できる。
 
なんとか目的地到着。
 
帰り道は徐々にまた減ってゆく、、、下り坂は回生ブレーキで若干充電される!
 
道の駅にて充電して残量 50%まで回復(3回目)。
晩ご飯たべて、家路を行く。
 
ひるがのSAで再度充電。
ここで残量20% から 50%に回復(4回目)。
 
このままだと名古屋までたどり着けず、、、
 
関SAで最後の充電、25% から 58%(5回目)
 
名古屋へはバッテリー残量30%で到着。
 
12時回っての帰宅でした~
お疲れ様、、、
 
今回の旅 5回の充電で充電に要した時間 2時間30分でした。
バッテリー残量も10%切るんじゃないかという状況が何度かあり、肝試しなドライブとなりました。

今回のロングドライブで知れたこと

急速充電器の種類について

自分の中の勝手なイメージで、急速充電器で30分充電すると80%ぐらいまで回復するイメージでいました。
最初の充電の時に45%までしか回復せず、うそでしょ!と拍子抜けしました。
なんでこうなるんだろうとググった結果解ったことが、充電器は機種によって、それぞれ充電能力というのがあるという事。
 
まず、バッテリー容量という概念について考える。
ZE1 リーフ のバッテリー容量は 40kWh
この kWh という単位は 〇〇kWの電力を1時間供給できるエネルギーを蓄える事ができるという容量を示しております。
つまりは、ZE1は40kWの電力を1時間出力できる能力がある電池という事です。
 
次に燃費ならぬ電費という概念。
リーフの電費は km/kWh という単位。
これは、1kWh の電池エネルギーでリーフを走行させることができる距離を示しています。
ドライブ中に調べたところ平均 6.4km / kWh でした。

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つまり、この条件で行けばリーフを100%充電した状態で 6.4km x 40kWh = 256km 走れるという計算です。
 
ググって調べたところ、SAに設けられている急速充電器の多くは 30kW の充電能力らしい。
そして日産のお店についている急速充電器は 40kW、50kW の能力のものが多い。
 
これはどういう事かというと、1時間で30kWh の充電が可能という意味です。
急速充電は30分で自動で停まる仕組みなので、30分で充電できる電力はそれぞれ表示の半分です。
 
40kWhで100%のバッテリーを容れ物と考えると30分の充電で。
 
SA充電器の場合 15kWh 約37% 走行距離換算 96km分
日産の充電器の場合 20kWh 約50% 走行距離換算 128km分
 
計算上充電できるという事です。
これは理想的な話で、実際はバッテリー温度等の条件でこれよりも少ない充電量になります。

バッテリー温度

バッテリー温度が上昇するとバッテリーセルが痛むし、充電が入っていかないという情報を持っていたので知りたかったんですけど、知る方法がドライブ中は解りませんでした。
 
ハンドルの十字キー操作 左右と上下を使うと出てくるんですね。
充電時は、ここを意識しないとセルが痛むので注意ですね。
 

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リーフ乗りの先輩に聞いた話によると、長距離ドライブ時は 50% ~ 80% の間でこまめに10分、15分とかで充電してゆくとバッテリー温度もむやみに上昇させず効率が良いと教わりました。
 
また、バッテリー温度が高い条件ではバッテリーの特性上、充電が入っていかないそうです。
 
次のドライブがあれば生かしてみたいと思います。
 

大容量バッテリーは長距離ドライブ問題を解決するのか?

 

日産も リーフe+ という大容量バッテリーバージョンを出しました!(62kWh)

こういう記事を見るとめちゃ快適なイメージで書いてあります。

 

response.jp

僕は今回の長距離ドライブで得た学習で、バッテリーが大きくなれば本当に快適なのかという疑問を持ってます。

大事なのは充電器の能力です!

例えるなら、コップが大きくなっても注がれた以上のお水を飲むことはできません。

40kWh のリーフであっても、多くの充電器では30分で満充電することができないんです。

バッテリーが大きくなっても注がれた電気の量しか走れないので、日本の充電環境だとe+でも劇的に長距離ドライブが快適になるなんてことないと思います。

SAや道の駅に設置される急速充電器の能力が最新の90kWクラスばかりになればe+の大容量バッテリーは生かされると思いますが、現状備えられている充電器の能力ではその実力を生かしきれないと思います。

 

まとめ

  • 長距離ドライブは満充電に近いところからスタートした方が良い。
  • バッテリー温度に注意する。特に夏場。
  • 充電スポットがあれば10分、15分でもこまめに充電。
  • 充電スポットをプランニングする場合は、充電器の能力についても意識して計画たてる。充電器の能力はそれぞれ異なる!
  • 休日のSAの充電施設は先約さんがいる事が多いので覚悟。
  • プロパイロットはやっぱり偉大!
 
上記を意識すれば、リーフでの長距離ドライブも少しは快適になるかも知れません。
プロパイロットと相殺ですけど、距離が長くなればなるほど現状はガソリン車の方が快適ですね。
もっと大容量充電器が増えたり、充電器の設置台数が増えればEVでも快適な長距離ドライブが楽しめるかも知れません。

 

追記!

テスラを試乗して、テスラスーパーチャージャーを体験して少し考えが変わりました。

標準的なChaDeMo充電器環境においてはバッテリー容量はさほど違いが生まれませんが、大容量充電器が普及するとバッテリー容量の大きさは正義です!

よかったらこちらの記事もご覧ください。

www.richardh.work