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むずかしくないマニュアルフィルムカメラの使い方

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今日、久々フィルムカメラであそびました。

楽しいですねぇ~

最近フィルムカメラ流行っているので、はじめてマニュアルカメラを手にしたフィルムキッズにおじさんから簡単な遊び方を教えますよ!

いい加減でいいんじゃない体感露出

 Canon F-1 のように、フルメカニカルなカメラはこの明るさならこれぐらいみたいな具合に、自分で絞り値とシャッタースピードを決めないといけません。

時代が進むと自動露出の便利なカメラが登場してきます。

 

なにを基準に露出を決めるかというと露出計を使います。

Canon F-1 はファインダー内に露出計を備えてます。

こんなインジゲーターを観て丁度良い露出を決定します。

針の所に〇が収まるように絞り値とシャッタースピードをセットします。

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ネガフィルムは懐が広い!

ネガフィルムのいいところは露出に対して大らかなところです。

1段、2段 、3段ぐらい露出がずれていてもちゃんとした露出の画像が得れます。

特にオーバーには強いんです!

その特性を利用してざっくり露出を決めていきましょう。

 

体感露出のやり方

覚えておく基本の露出はこちらです。

晴天時の屋外の条件で絞り値をF11 にセットします。

それで、フィルムのISO値(感度)に最も近いシャッタースピードを選びます。

これで適正露出です。

 

ISO 100 のフィルムなら シャッタースピードは 1/125sec

ISO 200 のフィルムなら シャッタースピードは 1/250sec

ISO 400 のフィルムなら シャッタースピードは 1/500sec

ISO 800 のフィルムなら シャッタースピードは 1/1000sec

 

定番のカラーネガフィルム Kodak Gold 100 ISO値100

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ここから、背景をぼかしたい時に絞り値を明るく変更するときは同じだけシャッタースピードを同じだけ動かします。

絞り値を F2.8 にするときは F11 、F8 、F5.6 、F4 、F2.8 4段絞りダイヤルを動かした場合、同じようにシャッタースピードも4段速くします。

1/125sec 、1/250sec 、 1/500sec 、1/1000sec 、1/2000sec

これで露出は変わりません。

 

この晴天の設定を基準に

 

曇り / 晴天日陰  2段明るく F5.6 1/125sec

雨の日 4段明るく F2.8 1/125sec

夕暮れ 6段明るく F1.4 1/125sec

明るい室内 F2 1/30sec

暗い室内 F1.4 1/30sec

 

迷ったら露出オーバー気味に撮っておけばまず失敗しません。

 

EOS 1DX mark3 を超える最速フォーカス!

マニュアルフォーカスレンズは当たり前ですけど自分でピントを合わせないといけません。マニュアルフォーカスレンズにはフォーカシングスクリーンを覗いてピント合わせする方法の他に、目測ピントと、パンフォーカスと呼ばれるピント合わせの方法があります。

スナップの達人 木村 伊兵衛 の必殺技 目測ピント

目測ピントは、レンズに刻印されている距離目盛を使います。

(写真 ピンク矢印)

 

これは、被写体と自分との距離を表しています。

例えば、5m と赤の矢印のラインをセットすると自分から5m先の所にピントが来ます。

ft はフィート法、mはメートル法

撮りたい被写体との距離を目測で測ります。

そして、距離目盛をあらかじめ合わせておいて、カメラを構えた刹那シャッターを切ります。

腕の長さや歩幅などからおおよその距離を頭のなかで計算します。

 

アンリ・カルティエ・ブレッソン木村伊兵衛など昔の写真家はこの方法でピント合わせするのが上手でした。

 

ある程度絞った方がピントは外しにくいですが、達人は絞り開け気味でもピントが合わせてきちゃったりします。

 

  

1 1.2 1.5 2 3 5 10 ∞ と書いてある。

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やっぱり信頼できるAFは EOS 1D系に限るだの、やれLレンズの大三元は便利でよく写るよ、SONYの瞳AFはポートレートでは必需品だどーだの、今度アドバイスするからLINE教えてとしつこい機材マウントおじさんに目測ピントで撮った素晴らしい写真を見せつけてこう言ってやりましょう。

おじさん、男なら50mm1本で勝負してみなよ!

麗しいカメラ女子にこれ言われたらしびれる。

※元ネタ ソビエトカメラ党宣言より

ソビエトカメラ党宣言

ソビエトカメラ党宣言

 

 

映るものすべてにピントを合わすパンフォーカス

パンフォーカスっていうのは簡単に言うと画面の全部にピントを合わせるという意味です。

絞りを選びます!絞れば絞るほどピントがくる範囲が広がります。

(専門用語で 被写界深度といいます)

ここでは 例として F11 を選びます。

レンズ真ん中に 16 11 8 4 | 4 8 11 16 と書いてあります。

これを被写界深度目盛と言います。

距離目盛の右の11を合わせます。

そうすると左の11が距離目盛の4mぐらいの所を差します。

これで、無限遠 ~ 4m の所にピントがきている事になります。

これは、EOSでピピっとフォーカス合わすより速いです!

構えてシャッター押せばピンボケせずに撮れちゃいます。

欠点は、絞らなきゃいけないからシャッタースピードが遅くなるところでしょう。

F11なら晴天で 1/125sec 曇りなら 1/30sec です。

手振れしやすくなります!

なのでパンフォーカスで撮る場合は、感度の高いフィルムがおススメです。

ISO400なら F11 1/500sec なんでまずブレないでしょう。

写ルンですの技術はまさにこれ

ちなみに、写ルンですはこの原理で作られてます。

絞り F10 固定で 1/140sec ISO400だそうです。

ネガフィルムはオーバー露出に強いので、2段、3段露出オーバーでもちゃんと写ルンです

まとめ

  • 露出は晴天 F11 1/ISO sec と覚えましょう。
  • ネガフィルムはオーバーに強い。迷ったら露出オーバーで!
  • 距離目盛を使いこなそう。
  • 目測ピントとパンフォーカスでピントの達人!

僕もそうでしたけど、デジタルカメラから入っちゃうと、自動露出の自動ピントなので案外こういうことを知らないですよね。

こういう知識が使いこなせるようになるとよりフィルムカメラが楽しめます。

 

フルマニュアルのカメラを使っていると、撮影という行為そのものがより野生の勘を駆使したゲームになります。

頭の体操になっておもしろいですよ。

 

ちなみに、タイトルにフィルムカメラと書きましたが、デジタルで撮っても同じ事です!

デジカメをISO固定、モードダイヤルMにして使ってみると、あーなるほど!とここに書いた事が理解できるはずです。

また、Nikonのエントリー一眼レフ、D3500とか、D5600に、MFの Nikkorレンズをつけると自動露出が効きません!

そんな時に、この知識は役に立ちそうです。

パンフォーカス、マニュアル露出フィルムカメラごっこして遊ぶのもまた楽しいかも知れませんね。

Canon F-1 後期モデル

Canon F-1 後期モデル

  • メディア: エレクトロニクス