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【読書メモ】不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つ 橘 玲

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1970年代に書かれた本の日本語訳版。

訳版というよりもエッセンシャル版といっていいかも。

主張の骨子を崩さずに、例話などは現代の事情に書き換えて説明している。

この本で、リベラルとリバタリアンの違いが学べました。

出版当初は常識ハズレの極論という事で評判悪かったらしいですけど、1991年に再刊された際、20世紀最大の思想家の一人フリードリッヒ・ハイエクに推薦文をもらい、評価する人は評価する本となった。

そして時代が進むにつれ、大麻合法化、売春の合法化が国によっては実現しているのでその論旨の支持は世界で広がっているのかも。

 

そして、本書の原版は、ITリバタリアンに再注目され脚光を浴びている。

 

人間の自由で強欲で野放図な活動が、経済学者 アダム・スミスの言う「神の見えざる手」によって時間と共に最適化され、最終的には幸福になる人が増える世界。

 

もっと儲けたい、もっといい思いをしたいという強欲が、生産性を上げ、大量生産が促され、安価になって人々の手に行き渡る。

 

表題の転売屋は役に立つの話としてこちらのnoteを検索で見つけました。

note.com

 

転売屋をのさばらせた方が、最終的には広くみんなの手にいきわたるようになりハッピーになれるという理屈。

 

この本を読んでいるとどれも説得力がある。

ピーター・ディールを中心とするPayPalマフィアが最小政府を理想としている理由が分かった。

 

恐らく、人類の次のステップとして国家を捨てる時が来ているかもしれないと考えているのかも。

 

巨大プラットフォーム企業がそのサービス競争で今の国家の代わりを担っていくことはあり得る話なのかも。

現に一部はそうなりつつあるものね。

 

 同じく、橘玲さんが訳した残酷過ぎる成功法則にも乗っていた海賊のエピソード。

傍若無人の無法者で海を暴力で支配した古の海賊。

そんな荒くれ者のあつまりだけど、ひとたび海へでれば船内で問題が起きるとそれは船員の生き死にに直結する問題になる。

航海のなかで秩序維持の為、次々と掟という法律がつくられみんな厳格にまもっていたそうだ。

そして不満による船上での内戦は全員の死に繋がりやすいので、きわめて平等的で民主的な社会に最適チューニングされていったそうです。

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

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このように、残酷に不平等に扱えば、犯罪リスク、テロリスク、革命リスク、戦争リスクは高まってゆくし、現代の為政者はインテリジェンスもあり歴史も知っているので、このリバタリズムの原理はうまく機能するのかも知れない。

 

色々考える機会が得れて面白かったです。

 

よくこういう思想は、陰謀論を支持する人たちに叩かれます。

圧倒的強者が弱者を奴隷化するのが狙いだと。

 

そういう心配は分からなくもないですけど、下の本など読むと、そこは案外楽観できるのではないかと僕は考えてます。

 

強者は弱者が居ないと強者になれません。

そして強者は弱者を幸せにし続けなければ命取られることに怯えて暮らさないといけないですからね。

 

リバタリアンの主張は大局でみたら絶対正しいと思う。

グーの音も出ない正論。

ただ、調整の過渡期はとてつもない不幸も発生するわけで、それは調整による副反応だから仕方ないよねとするのか、それじゃダメだろとケアするのかは政治の話ですね。

 

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

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百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

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  • 作者:黒田 基樹
  • 発売日: 2006/09/01
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