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【読書メモ】陰謀論とは何か 副島隆彦

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陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

  • 作者:副島 隆彦
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 新書
 

フリーメーソンイルミナティ―、ロックフェラー、ロスチャイルドビルダーバーグ会議

実は、これらが世界を操っている!みたいな話は一度は聞いたことありますね。

 

それらがなんなのかを詳しく紹介してある本。

良く書けているところは書けている。

特に、フリーメイソンイルミナティ―の成り立ちは、宗教と近代科学思想、自由経済思想と交えてうまく説明できている。

 

ただ、本書全体通して 俺の、俺の、俺の話を聞け~ という調子が鼻につく。

こういうやつらにインチキだと言われた、私がいつデタラメを言ったんだ、言ったという所を論理的に説明してもらおう。説明できないならお前のいう事こそデタラメだ!謝れ。

そんな調子が結構続く。

 

俺様をバカにしやっがて!許さんぞ!!!!ていうのがメイン推進力という印象が残る。

 

陰謀と呼びたければ、それで定着しているし、面倒なので都度訂正はしないけど、陰で謀をするというよりも、巨万の富を持った権力者たちが協力して自分らに都合の良い世の中をつくろうという構造だから、権力者共同謀議と言って欲しいらしい。

なるほど、それは上手い言葉ですね。

 

まとめると副島さんの主張は

  • 巨大権力による共同謀議はある。
  • 現在の覇王はデビッド・ロックフェラー
  • 言われている謀議のなかで、とんでもの内容は完全否定する。地球外生命体レプテリアンを隠しているとか、人工地震を起こして災害を与えているとか、そういうのは荒唐無稽過ぎる。
  • エイズは科学生物兵器だったと信じている。
  • アポロは月に言っていない。

こういう事は、誰かが検証して証拠を示してくれないとなんとも言えない事ですね。

当事者たちがオープンにしないことにははっきりはしない。

なので、あるともないとも言い難いですね。

 

陰謀論と僕との関りも語りたいと思います。

15年ぐらい前に、僕もこういう論旨の話にふれて、一時期は世界をこういう見方をしておりました。

表に出てこない支配層が居て、あらゆることが上の決定で動かされて民衆はそんな一部の人の養分に過ぎないのだと。

 

本当の所は解らないんですけど、ちょっとその考えは筋が悪いかなと今は思ってます。

 

チェ・ゲバラの伝記を読んで、自国では国民の手前、こそこそ工作活動しているCIAも、南米の国々にはその存在を隠すことなく、自分達に都合の良い政権や企業をバックアップしてやりたい放題に搾取する様が描かれてます。

 

チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫)

チェ・ゲバラ伝 増補版 (文春文庫)

 

 

また、小説、海賊とよばれた男の中では、日本の石油業界を乗っ取り、エネルギーから日本を抑えてしまおうと、石油メジャーが謀略を巡らす様が描かれています。

勿論小説ですけど、下敷きになった話しは事実だと思います。

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 

そういう事から、表に出てこない権力が、様々な謀略を巡らせて、自分らの利益を誘導しようという動きはあったし、実際今でもあると思っています。

 

けれども、歴史を振り返れば、現実には誰かが描いたストーリー通りに事が運ぶことなど稀ですし、色んな時代の条件や偶然が作用して動いてきたことが殆どです。

~が起きたのは~の為だという事が良く語られますが、実際は、多重要素が作用して一つの力へ向かったことであり、その一つが抜けても起こり得なかったでしょうという事の方が多いのです。

 

そして、盛者必衰の理 という言葉の通り、一つの権力が永久的に力を持ち続けるというのは人間社会の原理上難しいのです。

 

ロスチャイルド、ロックフェラーなどが大きな力を振るってそれが強い要素になり得た時代があったのは確かでしょうけど、同じ力を現在も維持できているとは考えづらいです。

新興産業が、既存産業の富を乗り越えて、旧権力の力がゼロにならないまでもある程度は減退させられていると考える方が自然だと思います。

 

また、権力というのは、想っている以上に民衆あっての権力なのです。

その考えは、こちらの本が参考になります。

歴史ドキュメンタリーや大河ドラマが描く歴史は権力者の視点で、”今こそ武田を討つ時じゃ!” で、戦が始まるのですが、実際当時の戦はもっと経済的な事業だった様です。

他の領地から食料が収奪できるという見返りなくして民衆は兵隊として戦ってはくれなかった。

むしろ、民衆の要望圧から権力者が戦に舵を切る事も少なくなかったことが描かれています。

ヨーロッパも事情は同じで、ドイツ傭兵団、スイス傭兵団をみても戦は仕事な訳で、より良い褒章や待遇を与えてくれる王様について戦争したのです。

権力者が掛け声をかけたところで、その見返りが提示されなければ誰も戦争してくれなかった。

より、利益をもたらしてくれる権力者のところへ民が移動するだけです。

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

  • 作者:黒田 基樹
  • 発売日: 2006/09/01
  • メディア: 新書
 
傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

傭兵の二千年史 (講談社現代新書)

  • 作者:菊池 良生
  • 発売日: 2002/01/18
  • メディア: 新書
 

 

 このように、どんな時代であっても、絶対権力というのは案外難しいのです。

永続的に権力に居座ろうとすればするほど、民衆の欲望を満たし続けることは必須になってくるのです。

このバランスが崩れると革命が起きやすくなります。

権力者の首も危うくなる訳です。

 

海のアウトロー海賊も、驚くほど民主的で公平的で秩序を重んじた社会を営んでいたことが分かっています。

永続性という事目指すと、必ずバランスをとったやり方に収束してゆくのです。

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

「世界征服」は可能か? (ちくまプリマー新書)

 

そういう事から考えると、現代の共同謀議というのは、かなり民衆の意向に沿ったものに成り果てている可能性が高いです。

ワールドニューオーダーが選民した人間だけを生き永らえさせて、あとは死ねばいいと思っているなんて言うのも間違いです。

経済成長というのは、物々交換が発生する回数で決まるので、世界の富が減ってゆく方向になる人口減少なんて権力者が望んでいる訳が無いのです。

人口爆発が懸念されていた1970年代ならばそういう思想があった可能性はあります。

 

長くなりましたが、僕の意見をまとめると

  • 権力者共同謀議はある。
  • 権力者共同謀議のみですべての事柄を説明できない。
  • 恐らく現在ではその権力、19世紀、20世紀の頃と比べたら大分弱い。
  • 新コロナは権力者の謀ではない。
  • 新コロナは生物兵器ではない。
  • 5Gも権力者の謀ではない。
  • ビルゲイツがワクチンを使ってマイクロチップを埋め込もうとしているなんてあり得ない。
  • ワクチン開発は狙っても簡単にはできない。
  • ワクチンは製薬会社がお金を儲けるために普及させようとしているは、半分そういう側面がある。
  • ワクチンが病気を予防する効果はおまじない程度しかなく、すべてはお金儲けのため説は間違い。ワクチンは集団免疫という効果がある。
  • 人工地震なんてない。
  • アポロは月に行っていると思う。(嘘の可能性もゼロではないけど嘘説は筋が悪そう)

そんなところでしょうか。

 

権力者が居たとしても、その権力の維持を謀ろうとすればするほど、民衆の幸福を追求する方向に向かっていくので、20世紀よりもその力の発揮させ方は穏やかになっている可能性の方が筋が良い。

 

共同謀議があったとしても、多くの民衆にとって注目すべきはそこじゃないと思います。

人類というものが、もっと大きな存在のシュミレーションプログラムだ!という説もあると言います。

その仮説が真実だったとして、我々の人生は大きく考え直さないといけないのでしょうか?

それと同じだと思います。

そんな上のレイヤーばかり気を取られても仕方ないと思います。

もっと身近なスコープで、問題を解決してゆくという生き方の方が、充実した良い人生が送れると思います。

 

陰謀論のオリジナルは殆ど海外発祥だとか、イルミナティ―、フリーメーソンあたりの章は勉強になりました。

ケネディーはじめ、巨大権力に対抗しようとして暗殺された人たちが居たは、まあ、あるかもねぐらいに思いました。

 

陰謀論て凄く魅力的なんです。

みんなが気が付いていない謀略に、自分は気が付いているっていう妄想は誰でも抱きやすい。

それが逆張りであればあるほど気持ちがいいものだっていうのは共感できます。

その魅力は魔力的といって良いと思います。

意外な話、裏のある話っていうのは誰もが大好きですし、それをバカにする態度も良くないと思います。

 

本書は、クセの強い、負けず嫌いな書き方に耐えれれば楽しめる本です。

フリーメイソンイルミナティ―、ロックフェラー、ロスチャイルド

こういうワードに興味があるひとは是非!

 信じるか、信じないかはあなた次第。

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

陰謀論とは何か (幻冬舎新書)

  • 作者:副島 隆彦
  • 発売日: 2012/09/28
  • メディア: 新書
 

 

 

 

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