先日、新日産 NOTE e-power 乗ってきました。
めちゃくちゃ良かったです。
その話題から配達仲間のヨリさんとTwitter上でやりとりになり、ヨリさんのNOTE e-power NISMO S を試乗させて頂く機会を得ました。
ヨリさんありがとう御座いました。たのしかったです!
今日はその感想と雑記です。
パフォーマンスとしてのモータードライブ
最初に言っときます。
要らん!ww
うそ、欲しい、けど要らん、というか、多くの人にとって要らん。
理由を説明すると、思ったより過激な車だったからです!
気持ちが良すぎてあっと言う間に免許がなくなると思います。
新型ノートがe-power初体験でした。
十分にパワフルだと思いましたが、NISMO S はパワフル通り越して過激です!
勿論、過激な車を求めている人は検討に加えたほうがいいと思います。
兎角、BEVとかe-power って、エコのイメージがあって、パフォーマンスというのがイメージしづらいと思いますが、踏み始めたところからトップトルクで出力する特性は内燃機関動力には絶対まねできません!
このパワー、実はモータードライブの魅力だったりするんです。
恐らく、スタートダッシュではあらゆるスポーツカーを凌駕する実力があるのではないでしょうか。
実際、ヨリさんも前の車はHONDA CIVIC Type R だったんですって。
NOTE乗ったら一発で心わしづかみ。
オヤジ、この車包んでくれ!とばかりに即購入。
乗ったらそのインパクトは理解できます。
そりゃそうなるよねと、なるほど納得。
ドライブインプレッション
リーフや、新型ノートの体験から、NOTE e-power NISIMO S も踏み始めは同じように穏やかな感じで踏み込むとトルクがドッカンを想像してたんですよ。
ところが、踏み始めたところから強烈なトルクのスパンキング!!!
流石NISIMO S という名前だけあってドSです(笑)
完全に面食らいました。
ちょ、、、おま、、、過激すぎやろ。
でもそのトルクに慣れてくると、ちゃんとゆっくり走らせることもできました。
モータードライブの良いところは、ゆっくりのんびり走ってもしっかりトルクを感じるところですね。
なので、回さなくても運転が楽しいんですよね。
ハンドリングは車線変更した程度なのでしっかりは分からなかったですけど、リーフやノーマルノートみたいに遊びが多いイージーなハンドルではないですね。
もっとスポーティーな感じです。
足回りももリーフと比べたらかっちりしてて流石NISIMO!しっかりスポーツです。
速いと言ってもそれは初速の話です。
サーキットのような高速走行ではスポーツカーに負けるでしょう。
パワーバンドに入った時のパワーは内燃機関に分があるのは確かです。
ですが、公道走行ではモーターのトルク特性の方が有利になる場面が多いのではないでしょうか?
このハイパワーを支えるのは、NISIMO S 用に用意されたモーターです。
NISIMO S には、もっと重たい車重のセレナと同じモーターを搭載しているそうです。
なので、ソフトウェアだけでこのパフォーマンスを実現しているわけではないようです。
ハードからしっかり差別化されています。
←ヨリさん談
シートもホールド性が高いスポーティーなものが奢ってあります。
車両価格が高い分良いものが使われていますね。
ヨリさんが語っていたこの車の欠点は遮音性の低さと言ってました。
高速道路とかで走っていないので分からないですけど、確かに音の侵入はありそうな雰囲気はしました。
僕が以前乗っていた初代マツダアクセラも結構うるさい車でしたけど、あれは高速道路では結構ストレスになるんですよね。
凝り性の人はDIYでなんとかしちゃうらしいですけどね。
車の本質の部分ではないし、クラスを考えると仕方のないところはあります。
車両価格300万!!!
もはや、本当にNOTE?て価格帯ですね。
300万するそうです。
いや、でもこのパワーは3Lの車とかと変わらないフィールなので、観方によっては安いのか?どうなのか?
なんか優等生が色々あって、スケ番(死語)になっちゃったみたいな車なんですよね。
NOTEちゃん、あなた昔はあんなに優等生だったじゃない。
どうしてそんなに暴力的になっちゃったの?!
でも優等生だったころの片りんはあるので、ゆっくりペダル操作すれば、60km/hでのんびりクルーズもできます。
しかし、ペダルをひと踏みするとドS女王様の顔をのぞかせるから油断できない。
最初に要りませんって言ったのはそういう事です。
300万円だしてこのパフォーマンスが要るのか言えば多くのユーザーには要らないでしょう。
踏めば踏むほど快感があふれ出る、ヨリさんみたいな特殊性癖の人に向けた車両です!
← 冗談ですw
ただ、日産の販売戦略という点では必要な車でしょう。
モータードライブって、エンジンに比べて非力というイメージがつきまとうのです。
モータードライブはエコを連想するし、エンジンに比べて小さなモーターからそんな出力が出てくるイメージがないんですよね。
実用、こんな強大なパワーは必要ないのですが、e-power とか EVとかに興味を持ってもらうのに、こういうモデルは必要な気がします。
そこをうまくやっているのはテスラです。
テスラは販売の最初から、エコだよ、CO2減らせるよなんてことを前面にだして売ってないんですよね。
既存の車をパフォーマンス面でもコテンパンにして興味を持ってもらおうという戦略をとっています。
テスラのインセイン(キチガイ)モードは、まさにパフォーマンスに全振りした設定です。
これにセットすると既存の自動車はスタートダッシュで誰も追いつくことは出来ません。
← 1,000万円オーバーのスーパースポーツと同等かそれ以上のパフォーマンス。
あの売り方はうまいなと思っていて、日産ももっとこの戦略をとっていいんじゃないかなという気がするのですけど如何ですかね。
いや、危険な車を作らないという日産の姿勢は正しいのですよ本当は。
ただ、新しい車を概念の車を出す時は、かなり思い切ったものを出さないと人はなかなか興味を示してくれません。
基本、一番ボリュームがあるユーザーは思っている以上に保守的ですからね。
まとめ
日産NOTE e-power NISOM S 流石に、ニッチな車なので、そもそも乗る機会がないです。
そんな車を体験させて頂いてヨリさんありがとう御座います。
また一つ知見を更新できました。
多くの人には必要ない車ですけど、日産にとっては絶対あった方がいい車。
そして、車にパフォーマンスの刺激を求めたいという人にはかなり推せる車だと思います。
NOTEがこんなモンスターパフォーマンスなの、その存在だけで楽しいでしょう。
変な車に煽られても一瞬で視界から消せると思います。
2010年代解釈のホットハッチですよね!
まだ新型NOTE NISMO S が登場していないので、300万円で買えるハイパフォーマンスホットハッチとして一つの答えだとは思います。
先日、テスラが大幅値下げを行いました。
勿論EVとモータードライブ式ハイブリッドカーで直接的なライバルではないですけど、ハイパフォーマンスという点でMODEL 3 がライバルになってくるのかも知れないです。
こちらは購入する地域によっては、補助金制度のお陰で、280万円ぐらいで購入できる可能性があるみたいです。
東京都葛飾区在住者であればモデル3SR+が280万円位から買える可能性があります。
— テスカスフォーラム (@teskasbot) 2021年2月18日
電気自動車補助金合計160万円
国80万円、東京都60万円、葛飾区20万円(国の1/4)
テスラの加速は正直NOTEを上回ります。
本当に、スーパースポーツのレベル。
ただ、EVなので、自宅に充電器があるのかないのか、長距離を乗るのかどうなのかという問題が出てきます。
NOTEは燃費もいいですし満タンすると800kmぐらい走れるそうなので、安心して遠出できますから。
ノートの燃費もヨリさんの談では 25km/L らしいので、経済的でもあります。
blogの燃費、試乗車だとどうしても仕方ないんですよね...
— ヨリ@UE_N&T (@yyoriuber) 2021年2月17日
e-POWERシステム、エンジンの水温が55~60℃以下の時は、積極的にエンジン回して水温上げる仕様になってます(暖房の室温設定次第でエンジン回す閾値が変わる)
試乗車だと数kmなので、水温暖まらない...
私の普段の通勤だと、25km/L程度ですね
載せてもらって良いですよー。
— ヨリ@UE_N&T (@yyoriuber) 2021年2月17日
新型はもっと良いと思います。
私の型でも、1回の給油でこんだけ走れます。
(この時は38Lくらい給油、燃費気にせず普通に走行) pic.twitter.com/MIDlxJHF6c
とにかく今回一番言いたいのは、モータードライブの車を一度でいいから体験してほしいです。
よく、素晴らしいエンジンは、モーターのようにシルキーなトルクフィールと形容されますが、踏み始めからトップトルクで出力される本当のモーターはそれ以上なんですよね。
これを味わってしまうともうエンジンには戻れないというのが正直な感想です。
是非、どこかの機会で乗ってみて下さい。
実際、NOTEの試乗から、テスラやリーフにいったというユーザーも少なくないそうです。
EVはよく、ハイブリッド車よりも経済的か、CO2排出パフォーマンス的にどうなのかが議論されますけど、多くのユーザーはそこではない部分に魅力を感じて購入していると思います。
テスラ MODEL 3 や NOTE のような車を体験する人が増えてゆくと、EVの魅力がバレる日も遠くないのかなという気がしております。
日産 NOTE e-power NISOMO S 写真
完全に不良の顔ですね!w
リアは普通のノート。
ノートだと思って煽り入れたらひと踏みであっと言う間にぶっちぎられます。