フィンボックスがもげる重破損
8月から始めたサーフィン道楽、まだまだ板の上に立つことすら出来ず、苦戦しております。
ある日、浜から上がってサーフボードを裏返してみると、何かが足りない。
友達に、おいリチャードのボード、センターのフィンないぞ!と指摘を受けました。
浅瀬に乗り上げたようです、、、
フィンぐらい安いやと思ってましたが、よく見るとフィンを取り付けする、ボックスごとなくなっていました。これは、重症です。
ボード内部に水もしっかり入ってました、、、
修理費は約2万円ぐらい
友達の妹が、ムラサキスポーツに勤めているので症状を伝えてざっくりの見積もりをいただいたら、約2万円の修理費とのこと。
貧乏なリチャードにこれは痛い!
友達から格安で譲ってもらったボードなので、友達のアドバイスとしては、そんなに修理費かけるのであれば廃棄して、初心者用の板を買い直した方がいいよと言っていただきました。
最悪、廃棄するという覚悟は出来たのなら、失敗覚悟でDIYで直せないかと考えました。
DIY修理の道
乾燥
まずは水が入っているので、しっかり乾燥させます。
穴に直接乾燥剤を貼り付けて、数日放置。
修理材料
頼りになる。
問題はどんなもので穴を埋めるかということ。
詳しい友達に聞いたら、これがベストということで、これもAmazonで取り寄せました。
ちなみに、紫外線で硬化するレジンは全然強度はないので、オススメできないと言われました。
下記のような製品。
FCSボックス取付穴の整形
FCSフィンプラグを差し込んでみたら穴に入りませんでした。
古い樹脂が邪魔してるようです。
なので、古い樹脂を取り除き穴を拡張します。
樹脂を破壊して穴をやすりで整形してゆきます。
サンドペーパーで表面の慣らし処理
サンドペーパーで樹脂を盛る部分の表面をサンドペーパーでこすってゆきます。
FRP樹脂の用意
紙コップに樹脂を移します。
プラスチックコップは溶けるので必ず紙コップにしてください。
液体にグラスファイバーをハサミで刻んでいきます。
割り箸で練り込むと粘度が出てきます。
グラスファイバーを刻むとハサミが痛むので、厚手のものをカットOKなハサミで切ってください。
初めてでどの程度の粘度が適当なのか分かりませんが、なんとなくいい塩梅ななるまで、グラスファイバーを足していきます。
いい具合の硬さになったら、硬化剤を数滴加えます。
樹脂に対しいて1%の量です。
樹脂をボードに流し込み、ボックスを埋める
20分ぐらいすると固まってしまうので手早く割り箸で穴に流し込みます。
樹脂を流し込んだところで、FCSのボックスを埋め込みます。
今回もげたのは片方だけだったので、角度を出すのは難しくなかったですけど、両方もげちゃった場合はちょっと大変かもしれません。
なるべく厚めに樹脂を盛ってゆきます。
はみ出て隣のボックスまで侵食したら固まらないうちウエスで拭き取ってください。
20分ぐらいするとカチカチに硬化します。
ヤスリとサンドペーパーをかけ凹凸を慣らしていきます。
うちの自治体では、余った樹脂は、紙コップごと燃えるゴミで廃棄です。
完成
見た目は非常にブサイクですけどちゃんと実用すると思います。
樹脂の硬さはかなりのもんですし浸水しそうな穴は全て樹脂でコートされました。
見た目を重視するなら、素直にショップに出した方が無難だとは思いますけど、見た目は気にしないというのであれば、DIYで修理するのもおすすめですよ。
このFRP樹脂さえあれば、今後サーフボードがちょっとした破損に見舞われても自分で直せるような気がします。
2万円ぐらいの修理費が、材料だけで4000円弱で上がりました。
同じような破損で困っている方、参考にしてください!