自己肯定感とは何か
自己肯定感を理解したら、人生がより生きやすくなったと感じました。心理学者の野口嘉則さんと武田双雲さんの対談動画を見たことで、自己肯定感について正しく理解することができました。
自己肯定は3つある
自己肯定感とは、自分が素晴らしいと認めることではなく、自分が良い状態も悪い状態も、そのままでいいと認めることです。自己肯定には、doing、having、beingの3つがありますが、大切なのはbeingの自己肯定です。
doingの自己肯定は、自分が何かを成し遂げたことや他人に親切にしたことなど、自分のおこなった行為よって自分を評価することです。havingの自己肯定は、天性のものや外見、お金や財産など所有しているものによって自分を評価することです。beingの自己肯定は、どんな状態であっても自分の存在を認めることです。笑っている自分も、泣いている自分もそれでいいよと認めてあげる事です。
自己肯定感を理解することで、自分自身を受け入れることができるようになりました。自己肯定感を高めることで、自分が抱える問題や欠点を受け入れることができるようになりました。また、他人からの評価に左右されることが少なくなり、人と比較して傷つくことが少なくなりました。
自己肯定感を高めるためには、自分に優しく接することが大切です。自分に対して厳しいことばかり言っていると、自己肯定感が低下してしまいます。自分ができたことや、自分なりに努力したことに対して、褒めることが大切です。また、自分が抱える問題や欠点を受け入れることも、自己肯定感を高めるためには大切なことです。
心の中にいるインナーペアレンツ、インナーチャイルド
自分の中にいるインナーペアレンツとインナーチャイルドを意識することが大切です。
自分の心の中に、親の自分と子供の自分がいると設定してください。
厳しいリアル親に育てられると、厳しいインナーペアレンツを持っています。
失敗に対しても、お前はこんなものではないだろうと奮い立たせてしまったります。
これは、自分のインナーペアレンツが厳しい状態です。
そうなると、失敗に脆弱になり、プライドという鎧がどんどん厚くなります。
なにもトレーニングしないとインナーペアレンツの性格と、実の親の性格は似てきます。
インナーペアレンツとは、子育てにおける親の役割を自分自身に対して行うことで、もう一度自分の中の親に自分の中の子供を育て直して貰う感覚です。
優しいお母さんは、テストが0点でも、お手伝いをさぼっても、常に味方でいないといけません。悪い子とはけして言ってはいけません。
自己肯定感を上げるためには、自分自身に対して優しく接することが大切です。自分が抱える問題や欠点を受け入れること、自分ができたことや努力したことを褒めることも大切ですが、出来なかった事もできなくて悲しいねと慰めるのが大事です。
自分自身に優しくなることは、簡単なことではありません。
そこで、優しく接するには日々の練習が必要なのです。
自己肯定感を上げるのは筋トレとおなじ
自己肯定感を上げるためには、日々の練習が必要です。自分を褒めることや、セルフハグをすることなど、自己肯定感を鍛える方法を紹介します。
まず、日々自分を褒めることが大切です。どんな些細なことでも良いので、自分で自分を褒める習慣をつけましょう。例えば、今日は美味しいコーヒーを入れた、今日は雨の中、傘を持っていったなど、何でも良いので、自分で自分を褒めましょう。
そして、セルフハグをすることもオススメです。
自分で自分を抱きしめましょう。
鏡に向かって、名前を読んで大好きだよと。つぶやくのも効果的です。
こういう習慣を積み重ねる事で、強くしなやかな自己肯定感を育むことができます。
無い袖は振れぬ
自己肯定感を上げることは、愛の貯蓄のようなものです。自分自身で自分自身を愛することができるようになれば、他人の愛で埋める必要がなくなります。そして、愛情を自給することができ、有り余った愛情を他人に配ることができるようになるのです。
自己肯定感が低いと、自分自身を否定し、受け入れることができません。その結果、他人の愛で自分自身を埋めようとしてしまい、他人の承認を必要とするようになります。しかし、他人からの承認は一時的なものであり、他人が承認をやめたとたんに愛情の飢えに苦しむことになります。
自己肯定感が高い人は、人に愛を配ることができます。その結果、人から感謝され、愛されるようになります。愛されるためには、まずは自分自身を愛する技術を磨くことが必要です。
20世紀の知の巨人、エイリッヒ・フロムも、人々はどうしたら愛されるのかを悩むが、愛されるは愛したことの副産物なのだから、まず愛する技術を磨かねばならないと言っている。
二村ヒトシさんも著書の中で、恋愛というテーマを通して、インナーペアレンツなどに触れてこの自己肯定感の正体に迫っています。
怒りは第二感情
怒りは本当の感情ではなく、不安や恐怖から脳を保護するためにアドレナリンを出すことで感じないようにしていることが原因だと言われています。
つまり、怒りっぽい状態というのは、不安や恐怖が多い状態と言えるのです。自己肯定感が低く、自分の存在が脅かされるのではないかと感じている場合に起こりやすいと言われています。
そのため、自己肯定感が高まれば怒りっぽい状態が減ることが期待できます。自己肯定感が高い人は、常にインナーペアレンツが寄り添ってくれることで、安心感を感じることができるのです。
自分がもしも怒ってしまった場合は、その裏には恐怖や不安があることを意識することが大切です。怒ってしまった場合は、インナーペアレンツを出動させて、怖かったね、不安だったねと慰めて下さい。
また、怒っている人と接する場合には、その人が裏に抱えている恐怖や不安、自己肯定感の低さを理解することが必要です。
怒りは本当の感情ではなく、脳が自分を守るために出している反応であることを理解することで、負の感情と向き合いやすくなります。
まとめ
自己肯定感を上げるのは技術です。
マインドフルネスが悩みから自分を防御する盾ならば、自己肯定感は積極的に人生を攻める鉾に例えれるでしょう。
自己肯定感を高めれば、人生のあらゆる局面で強い武器になります。
まずは、どんなことがあっても自分を否定する事をやめることから始めましょう。
自分は常に自分の味方と刻んで下さい。
僕はこの情報を入れてからめちゃくちゃ生きやすくなりました。
皆さんも是非、この情報を役立てて幸せに生きるのに役立てて下さい。