
近年、裸足感覚で歩ける「ワラーチ」が注目を集めています。実は、既製品を買わなくても、100円ショップの材料などで手軽にDIYできるんです。今回は、子どもの成長を応援する、とっておきのワラーチDIY術をご紹介します。
DIYワラーチ、はじめました
子どものために、DIYでワラーチを作ってみました。最初に取り組んだのは、手軽さを追求した「ワラーチ1号」です。
ワラーチ1号:ダイソーのビーチサンダルで作るワラーチ
材料
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ビーチサンダル(200円)
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テント用ロープ
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靴紐エンド
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UVレジン






作り方はとってもシンプル。まず、ビーチサンダルの鼻緒とストラップをハサミでカットして取り外します。そして、もともと鼻緒が通っていた穴に、テント用ロープを通すだけ。ロープの先端や、擦れて摩耗しそうな部分はUVレジンで固めると、耐久性がアップします。
完成したワラーチ1号を履いて、子どもと一緒に猿投山を12kmほど登山してみました。すると、なんと無事に完走!軽くて快適な履き心地で、子どもも楽しんでくれたようです。

しかし、やはり耐久性は課題でした。たった1回の登山で、ソールに使ったスポンジがちぎれそうになってしまいました。また、厚みのあるビーチサンダルでは、ワラーチ本来の「ダイレクトな裸足感」を十分に感じられなかったのも残念な点でした。
ワラーチ2号:Amazonの靴底で耐久性アップ!
ワラーチ1号の反省点を踏まえ、次に挑戦したのは、耐久性を格段に上げた「ワラーチ2号」です。
材料
今回は、Amazonで手に入るリペア用の靴底材を使用しました。厚さ4mmで、ワラーチにぴったりの素材です。




結び方は↑こちらを参考にしました。ライターで紐の先をちょっと溶かして固めてやるとやりやすいですよ。
作り方もシンプルです。子どもの足のサイズに合わせて靴底材をカットし、ドリルでロープを通す穴を開けます。その後、こちらのサイトなどを参考にしながら、紐を通して完成!
完成したワラーチ2号を履いて公園を散歩すると、子どもも「これ、気持ちいいかも!」と気に入ってくれました。

DIYワラーチのメリット
1. 低コストで作成できる
市販のワラーチは高価なものが多く、成長が早い子ども用として購入するのはためらってしまいます。しかし、DIYなら低コストで作れるため、サイズアウトしても気軽に作り直せるのが大きなメリットです。
2. 足の成長をサポートする
ワラーチを履いて歩くことで、裸足と同じように足裏全体を使うことができます。これにより、土踏まずの形成を促したり、姿勢が良くなったりと、子どもの健全な発育に良い影響があると考えられています。筆者自身も扁平足でしたが、ワラーチを履くようになってから土踏まずが出てきました。
またワラーチは地面の情報がダイレクトに足から伝わります。靴よりも圧倒的に情報が多い。この刺激は脳刺激も期待でき、特に成長期の子どもの脳の発育や心の育成に良さそうです。
「歩く」という動作は、人間にとって身体全体に良い影響をもたらす大切な運動です。ぜひ、親子で一緒にDIYワラーチ作りに挑戦して、楽しみながら子どもの健康な体づくりをサポートしてみてはいかがでしょうか。

