遺影で問題になる引き伸ばし時の解像度
遺影に使える写真を作ってくれと依頼があった。
普段からポートレート撮影して沢山写真がある人ならいいけど、あるのは集合写真ばっかりなんてケースも少なくないと思う。
大抵はこんな写真の表情がいいわねという話しになる。
それで、これをこんな感じに切り出すけれど、多くは解像度の関係で
こんな感じの甘い画像になる。
Before
それが、このアプリを使うと AIがぼやけた画像の情報を手掛かりに予測して加筆修正してくれる。
つまりは、ぼやけているけどこの人の目はこんな感じだろうとか足りない部分を想像で埋めてゆく技術です。
仕上がるとこんな感じになります。
After
Riminiの凄さがわかる記事はこちら
Reminiの使い方はこちら
ゲームチェンジャーはPixel3
以前こんな記事を書きました。
Reminiを体験したのち、この技術はカメラ業界を一変させると確信しました。
やれフルサイズだの、やれオーバーフルサイズだの、御ツァイス様の解像力がどうのこうのだのは一部のマニアオジサンしか言わなくなる未来です。
- ピンぼけしててもAIが補完します。
-
レンズ解像度が足りてなくてもAIが補完します。
- 高感度ノイズまみれでもAIがクリーンにします。
- 暗所の光量が足りてなくて不鮮明な画像もAIが補完します。
- ダイナミックレンジが足りなくて、白飛び黒潰れした箇所もAIが補完します。
ハードウェアの物理特性の悪さを全部ソフトウェアで乗り越えてゆく世界観です。
いま、報道カメラマンがCanon Nikonを振り回してオリンピックを撮影したりしている風景はかつてのスピグラのようになるのかも知れません。
Nikon F が登場するまで主流だった報道カメラ スピグラ
ソース
https://www.yomiuri-pm.co.jp/files/camera_history2.pdf
報道現場のゲームチェンジャーになったNikon F
カメラファンとしてはワクワクするような寂しいような時代の到来ですが、僕はどちらかというとワクワクしてます。
小型の望遠カメラで撮影することが主流になる頃、AIが描いた写真など真実をうつしているのか?
という苦言を古参カメラマンが言い出し一つのイデオロギーとなりそうです。
まとめ
凄い時代が来た!カメラ業界のトレ転を目の当たりにしているのかも知れない。
このアプリはスゴイです。
僕と同じように、遺影を作成しなきゃならないという人は即戦力で役に立つことでしょう。
参考になれば幸いです!